よくできてるなぁと感心する基板。
とりあえず動かしてみて気づいたこと。
RFゲインを回すと、発振してるのかぴーぎゃー音が少し出る。
送信すると頭の2秒間が無変調になる。
まずは、無変調の対策。
オシロでVCOへ行く音声信号を見てみると、送信直後から2秒ほど音声信号が出ておらず、じわじわと信号レベルが上がる。
ICのDATAシートを眺めるが、見た感じではデータシートのサンプル回路に似ているみたいで、6番ピンなどの電圧をオシロで見ると、送信直後からじわじわと電圧が上がる様子が分かった、Vccの5番ピンは5V弱が送信と同時にかかってる。
5Vは無線機本体のTX8Vを470Ωの抵抗1本で電圧を下げてるだけ。
外部からICへ直接5Vを加えてみたが、5VをOFF→ONする度に2秒間の無変調が再現する。
改造した人は、受信時にマイクラインからのVCOへ行く信号をカットするためにTX8Vラインから電源を貰うようにしているみたいだが、FCC-CB機はTX/RXをPTTで切り替えと同時にマイク内部で音声出力も切っているので、ここの部分を常に5Vがかかるように変更した。
5Vは13.8V系から78L05で作ることにし、FCC-CB用のマイクをつながないと受信音が出ないので、この対応に内部にマイクのPTTスイッチでリレーを動かし、RX時にマイクの信号もカットするように変更した。
これで送信直後の無変調は解決。
受信感度を見るためにSGを引っ張り出してみたが、やや受信感度が悪い。
RXのRF AMPに2sc460Bが使われていたので、これを2sc1675Kに交換。
受信調整を行い追加された検波回路のコイルもいじってみたところ、3dBくらい感度は上がったが、耳感で-120dBmが限界っぽい。
スプリアスは別の日に測定しよう。
uPD454Dで検索すると、個人ブログが見つかった。
改造方法なんかは書かれてないけど、この人が改造した無線機なんだろうか?。
リンク先の写真、New Formac88は今回のBOEING100と同じサイバネットの基板。
FormacシリーズにもFMが乗ったサイバネット機があったはず。
この頃のサイバネット社のCB機は色々あるけど、中身はほぼ同じ。