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Sparkomatic CB-1040 28MHz改造(続き)

昨日の続き。

 

PLL-ICのピン配線処理を済ませ、VCO電圧を再調整して送信系の調整をしてみた。

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28.305MHz

スプリアスは近接がギリギリ-60dBくらい。

逓倍波は観測できず。

 

 

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送信パワー 7Wくらい。

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28.605MHz 6Wくらい

 

受信系が、どうも感度が悪い感じがして気になっていた。

昨日、アンテナをつないでコアを回して受信ピークは出していたが、なんとなくゲインが足りてないような感じ。

455kHzに変換してフィルター通過後のコイルのコア位置が、底突きしたところから感度が上がるのが気になっていた。

試しに27pFのセラミックコンデンサをパラに入れてみたら、劇的に感度アップというか元の状態になった。

多分、コイルの中の同調コンデンサの容量抜けか、基板に居る1500pFのスチロールコンデンサの劣化だろうと思う。

SGから50%変調のAMを入れてみると、-110dBmくらいでも十分検波できているので、感度は実用的なレベルは持っているみたい。

ANLもよく効く。

 

壊れていたヒューズホルダーを交換、変調リミッターのVRを調整、ケース全体をシリコン系オイルで拭きあげて完了。

 

手持ちのIC-706mk2Gと鳴き合わせしてみて、異常は感じられず使えそう。