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電子回路とかアマチュア無線機の修理とか

BOEING100(改造済み) その1

ヤフオクで落札。

いつものPLL N値改造で28MHz AM機にして、今回はフローティング変調化しようかと目論んだ。

 

受け取って電源を入れてみると電源が落ちた。

付属の電源コードがコネクタ根元で断線した上にショート。

手持ちの電源コードで電源を入れダミーロードをつなぎFCC4ch送信、受信はIC-706mk2GS。

パワーは出てそうだけどIC-706mk2Gからは音が出ない。

周波数カウンターを出して周波数を見ると29MHzで送信している。

カウンターの周波数にIC-706mk2GSを合わせると受信はするが無変調?。

何度か送信しているうちに歪んだ音がIC-706mk2GSから聞こえ始めた。

あー、不動機掴まされたかなぁと思いながら、CHセレクタを回すと90ch台の表示とか00chの表示をする。

BOEING100

 

99ch

FCC 40ch+2階40chで80chの違法機なのに?。

もしやと思い周波数カウンターとIC-706mk2GSを見ながらCHセレクターを回して気付いた、表示と周波数がぴったり合ってる29MHz機になってる。

IC-706mk2GSのモードをFMにすると、送信直後の2秒ほどが無変調だがFMでちゃんと変調がかかり、IC-706mk2GSでFM送信すると復調してる。

 

で、ふたを開けてみた。

スピーカーが大型なものに交換されてた

スピーカーがユニデンのMC-5000とかペガサス3で使うような大きなものに替わっていた。

 

 

内部の様子

蛇の目基板で組まれた回路と白いIC。

FM検波回路とマイクアンプ

 

uPD454D

変調トランスは撤去されてジャンパー線で接続

 

PLL ICのN入力部分をパターンカットして、CHセレクターからの信号をuPD454Dへ入れて、uPD454DからPLL ICへPLL N出力。

基板裏面

なんかものすごいものを手に入れたなぁと感心。