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IC-271(AC電源付き) 修理

懲りずにIC-271を落札。

今回は動作チェックすらされてない素性不明な状態。

時間指定をしたのに無視された(と思ったら、日時指定は受け付けないと書いてあった)。

 

届いたので電源を入れてみた。

RAMデータ異常です

RAMデータが異常です。

開けてみたらプリアンプ内蔵でAC電源も載っていた。

AC電源は初めて見た

 

で、手持ちの書き込み機でデータを書き込んだ。

動き始めた

 

現時点で判明しているのは、バックライト切れと電源ONで内部からハム音が聞こえる。それも、スピーカーではなく電源ユニットから。

 

受信音にもハム音乗ってるし、送信するとFMではハム音ぶんぶんだし、SSBではハム音とFM変調がかかったように音声に合わせて歪みが出てた。

電源ユニットを開けてみた。

気のせいか電解コンが膨らんでいるような・・・?。

 

それより基板のネジが1個しか留められてない。

一度修理しようとして諦めたみたい?。

ネジを外しても基板が外れないので、ちょっと力をかけたら外れたが、実はフレームと基板がはんだ付けされていた。

 

パターンが少しめくれた。

DC出力のマイナスアースだった。

後でつなげばいいやと、気にしないことに(後で思い出したが、はんだ付けするの忘れたw)。

 

回路図を入手して修理事例などを眺めてみたら、

ここが参考になった。

ojintanuki.web.fc2.com

+V/-V端子間はDC270V以上出ていないといけないそうだが、実測130V程度だったので赤丸の電解コンを疑う。

 

680uF/200Vは手持ちが無いので買いに行くことになったが、丁度地元の電子部品屋がジャンクパーツが入ったとアナウンスしていた中に、ブロックコンデンサがあったのを思い出し買い出しに。

 

ピタリの物は無かったが1000uF/200Vが100円(税別)であったので買って帰り交換。

電解コン交換

 

外した電解コンをチェッカーに繋ぐ

1個、容量抜けしていた。

 

電源の+V/-Vは無事に270V付近を出力し始めたので組み立て。

外されてた電源基板のネジは手持ちのM3ネジで代用して固定。

 

過去のIC271であった症状は無かったが、気になったのでメイン基板と電源スイッチの所に居る470uF 16Vを交換した。

ma2electron.hatenadiary.jp

 

この個体はその他にFズレがあったので、HPL(PLL基板)で基準周波数を再調整、SSBのキャリアバランス再調整、受信調整、切れていたSメーター電球を電球色LEDに黄色いキャップを取り付けて交換で完了とした。