Sparkomatic CB-1040をヤフオクで手に入れたので、解析っぽいことをしてみたついでに、PLL N変更で28MHz化できないか、送信のみ実験してみた。
回路図や取説なんかは、いつものCB-Tricksからダウンロードできます。
見た目で、サイバネットのPLL02Aが載ってるやつと思っていたが、落札してから検索するとNIS7264BというPLL ICで、基準水晶が11.52MHzというヘンテコな構成。
ゴミになりそうな予感もしたが、ゴミになってもマイクが付いてきてたし、古めのFET(3Sk45とか)が載ってるので、部品取りでもいいかと気にしないことにした。
NIS7264B
5Vで動作。
8ビット入力で、PDがVCO電圧。
LDがアンロック確認用。
N値と周波数の関係はこんな感じ。
8ビットの端子が使われていないので、ここを1(5V)にすると、1.28MHzアップするはず。
PLLユニットの蓋は、ネジを2本外して持ち上げれば外れる。
蓋がフック状になっていて引っ掛けてあるので注意、ボンドも小量塗られているが、剥がれるので気にしない。
FCC-40chの1chでVCO電圧が受信時に1.5Vあたりで調整されていたので、PLL-ICのピンをドライバーでショートした状態で1.5VくらいにVCOのコアを回して調整。
送信状態にしてMIXのコイルとFILTERのコイル(2個)の合計3個を回して、CB-1040のRFメーターが振れるポイントを探し、そこからパワーが出るように調整すればOK。
IC-R1とかのような受信機があると、ロックがかかっているかどうかの確認もできて楽。
念の為、バンド内の上と下でロックがかかりパワーが出ていることを確認し、コイルを調整する。
青マジックの印があるコイルは調整幅が狭いので、ゆっくり回した方がいいかも。
6chが28.305MHzになる。
ちょうど、PLL02A搭載のサイバネット機のN変更改造と同じ。
ただ、32chまで(28.605MHz)しか上がらない。
33ch~40chはN値の桁上がりができないので、27.975~28.045MHzへ下がる。
この機種、標準はマイクのピン配置がユニデンと同じようです。
しっかり変調がかかる無線機みたい。