ma2.electronのブログ

電子回路とかアマチュア無線機の修理とか

IC-901 続き(その3)

フレキの再ハンダで直ったIC-901だが、ブログアップ後にUHF側の動作が怪しかった。

時々UHF側の音が出なくなり、BUSY LEDも点灯したままで、SQLのUP/DNをしても、表示は変わるが変化なし。

UHF側のTXもしない。

 

またフレキの何処かがはんだ割れしたのか調べてみたが、怪しいところはない。

電圧を追っていくと、POW2(UHF側をONにする)が出ていなさそう。

もちろんU8V(8V)も出てない。

 

CONNECT基板内に5Vは出ていたので、CPUからのシリアルデータをパラレルに変換するところが怪しそう。

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POW2の電圧が1.4Vほどしか出ておらず、IC4のVccには5Vがかかっていた。

 

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試しに、POW1とPOW2をジャンパー線で接続すると、UHFの動作が正常になった。

 

使っている部品はNECのuPD4094BGで、とっくに廃品種。

C-MOS 4000シリーズなので代替品は豊富に有り、近所のマルツに在庫しているかと思ったが、在庫なしというか棚番号すらなかった。

Digi-Keyには在庫があるので、マルツ経由で手配依頼。

www.marutsu.co.jp

部品が来るまでは作業はお預け。

気になる点が1個あり、このICは表面実装時にボンドで固定されており、ICのピンを全部パターンから浮かせて、ちょっと力をかけないと外せない。

この時にパターンを剥がしそう・・・。