手持ちに一部動作しないジャンク機のIC-R1、内蔵電池液漏れでサビサビになりバラバラにしている部品取り機のIC-R1、ちゃんと動くIC-R1があり、ジャンク機のIC-R1を修理しようと動作未チェックのIC-R1にバッテリー端子カバーとV/UHF用のホイップアンテナ(たぶんIC-24のアンテナ)付きを手に入れてみた。
DCプラグから電源を供給し電源スイッチを入れても表示も音も出ない。
IC-R1(IC-2S/3S系、IC-24)あるあるで、リセットすると表示も音もでた。
受信もするが何となく感度が悪い上に、アンテナ端子のナットが緩んでグラグラしてる。
開けてみたら、BNCと基板をつなぐジャンパー抵抗が切れていた。
アンテナ端子の修正をしてみたが感度が悪いまま。
基板を外してみたら、アンテナ入力からのカップリング用のチップコンデンサが潰れていた。
受信感度はこれでOK、SGをつないで簡単に感度のチェックとピーク出し。
内蔵バッテリーが奇跡的に液漏れしていなかったので、動くかどうか調べてみたらバッテリーは生きていそう。
でも、バッテリーで動かず、バッテリーパックをつないでも動かない。
バッテリーパック接続検出用の金属バネ兼スイッチが変形していたが、元の形状がよく分からず、ジャンク機をバラして形状を確認してある程度元の形に戻す。
それでもバッテリーパックからの電源供給では動かない。
DCプラグを差し込んで少しこじってみたら、バッテリーパックと内蔵バッテリーで動くようになり、どうやらDCジャック内部のGNDが接触不良だったようだ。
とにかくタバコのヤニで茶色いので、マジックリンで掃除するが黄ばみが取れなかったり、テンキーやファンクションキーが茶色に変色してしまっていたので、バラバラになっていたIC-R1のキーと交換。
バッテリーパック固定用ロックツマミの中に仕込んであるバネを紛失してしまった。
これが近そうな感じなのでとりあえず手配してみた。
https://www.yodobashi.com/product/100000001002768508/