IC-2320Dを割安でヤフオクから引っ張ってきた。
送受信しないとのコメント。
動かしてみると、音は出ない。
外部スピーカー端子にスピーカーをつなぐと時々音が出る。
基板を外すとSP端子のGNDが外れていた。
本体のスピーカーも断線。
以前買ってたスピーカーと交換でOK。
F調整を始めてみたら、20kHzくらいズレている。
なんだかなーと思っていたら、下側フタの裏側に「CR-266→CR-306」 「20pF」と鉛筆で落書きされている。
たぶん。PLL基準周波数をいじって何かしようとしていたみたい。
応急で、トリマーコンデンサにパラ付けチップコンデンサ(33pF)を外して、手持ちの10pF積層セラミックに交換して、F調整完了。
F調整やらしているうちに、周波数カウンターが電波を拾えなくなった。
VHF側はしっかり表示できているので、UHF側に何かありそう。
パワー計をつないでみたら、UHF側はパワー出ず。
近くに置いていたIC-W2では受信してるがIC-2320Dにつないでいる電源の電流計は2Aくらい。
蓋とシールド版を開けてみたらこのモジュール。
ICOMロゴがありません。
その他、キーを押してもBEEP音が出なかったり、長時間電源を入れているとVHFもパワーが出なくなり、放置して再度電源を入れると送信できたりと何か変な動き。
ちょっと興味が出てきたので、もう1台IC-2320Dをオクで落札して、ちゃんとV/Uともに規定値のパワーが出ることを見てから蓋を開けてみた。
三菱製のモジュール。
ヤフオクにもいろいろモジュールが出てるが、本物かどうか確認しようがないので手が出しにくい。
少し前はロゴの形状や印刷で偽物とわかるものが多かったが、最近は実物の写真を使わなかったり、型番を書き換えている業者もクオリティーが上がったのか見分けにくい。
ICOMのSC-XXXXはICOM関連の業者くらいしか取り扱わない筈なので、大量に在庫があるとしたら怪しんでもいいのかなと思ったりする。
2台目のIC-2320Dをしばらく使ってみたが、どうも受信感度が良くないので再調整してみたら、VHFもUHFも調整がズレていた。
UHFはトラッキングジェネレータとか使わないとBPF調整は面倒だが、中華製のノイズジェネレータとスペアナである程度は追い込める。
今回は、別件でスペアナを用意していたが、つなぐのが面倒でSGとSメーターを見ながら少しずつ調整してバンド内の感度差は抑えられたと思う。
表示の電球も片側切れていたのでLED化。
LEDはこれ
拡散キャップはこれ
ある日、1時間ほど知人と145MHzでバカ話をしていたら、突然送信しなくなった・・・。
電源OFFして再度ONすると動き出したが、一体何だったんだろう?。