ma2.electronのブログ

電子回路とかアマチュア無線機の修理とか

SOUND AIR SS-8450

ジャンク機を入手。

修理中

一緒にユニデンのペガサス3も付いてきた。

ペガサス3は動いていたが、このSound Air SS-8540は送信してもパワーが出なかった。

 

過去に持ってたので様子はだいたい分かるので開けてみたら、送信出力切替系の配線が外されていた。

パワー切り替え部分のパターン

配線を戻して電源を入れると、3Aくらい電流が流れ始めた。

あ~、ファイナル飛ばしてますね。

元々は2SC1307が取り付けられているが、手持ちが無いし通販で買っても1個2000円近くするのでパス(10年近く前にサトー電気から1個買って値段にびっくりしたが、今はそれ以上の価格)。

手持ちに2SC1969が何個かあるので置き換えてみたら10W出るようになった。

 

でも、パワー切り替えがうまく動いてないのであれこれ調べるが、どうも、パワー切り替え用のトランジスタも怪しい。

元々2SC1096が取り付けてあるが、手持ちの2SD20121に置き換えてパワー切り替えも動作。

交換したトランジスタ

一通り動き出したので、28MHz化。

ちょっと雑だけど、水晶交換とF調整でセラミックコンデンサ追加。

 

スペアナで送信系を調整し、スプリアスは-60dB~-55dBくらいまで落とせた。

 

少し受信してみたりしてみたが、送信時の変調がすごく浅いし、受信音が小さいような気がして、オーディオアンプであるTA7205AP付近の電解コンを交換してみたが変化なし。

ヤフオクでアンプICを見つけたので取り寄せ中。

エコーとスタンバイピー付きで面白い無線機だが、回り込みに弱くて、スタンバイピーが誤動作しやすい。

それ以外は、典型的なサイバネットのPLL 40ch機。

この手のサイバネット機は、同じ場所がパワー切り替え改造ポイントになる。

この辺をいじると、フローティング変調も可能。

写真はTHUNDERBIRD 40(FORMAC 40)等の改造ポイント。