FCSSはもともとMS-DOSで動くように作られ、その後にWindows98~XPで動くように改良されていたと記憶している。
未確認だが、Quick BasicかQBasicで書かれているという噂もある(製作者である淺原さんの著書に書いてあったような気がする)。
Windows98の頃だと、ノートPCにRS232Cコネクターがあるものが多かったが、XP辺りになるとRS232Cコネクターは排除されてUSBコネクターに置き換わり始めていた。
こうなるとフリーダムのセッティングやログ取りはRS232Cを使った通信をしており、通信をすることができなくなってしまうのだが、USB<->RS232C変換ケーブルも出回りだしてこれで使えることになった。
しかし一部のPCでXPを使ってFCSSを動かすと、FCSSが突然フリーズすることに見舞われることが散見された。
私も色々と中古PCを使っているのだが、IBM ThinkPad X40/X41にウルトラベイをつないで、ウルトラベイのRS232Cコネクターを使って通信する以外、東芝やパナのノートPCにUSB<->ケーブルを使っていると、必ずFCSSがフリーズしていた。
X40/X41はウルトラベイ付きでそれぞれ1台持っていたが、とうとうX40が壊れて電源がONしなくなってしまった。
ThinkPad X201(Windows10 64bit)+ウルトラベイ(RS232Cは無い)ではFCSSは動かなかった。
富士通のLifeBook MH20/C(Windows10 32bit)も動かなかったが、X40で使っていたFCSSと設定データを入れた4GのSDメモリーをLifeBookに突っ込んで、SDメモリー上のFCSSを直接起動すると動いた。
LifeBookにUSB<->RS232CケーブルをつなぎFCSSを起動させて、何度か実車で試してみたところフリーズせずに動いていたし、気が付いたらFCSSがフリーズしていたということが多々ある、ログ取りモードも数分間しか試してないが大丈夫だった。
X201もHDDにFCSS関連のファイルをコピーして直接起動させると、起動直後からフリーズしてしまうが、32GのUSBメモリーにコピーしたファイルからはきちんと起動できる。(FCSSの設定ファイルを一旦消して、最初の起動でフォルダーやCOM番号の設定をやり直したら動くかも?。やってないけど・・・。)
なんとなくだが、FCSSが動くHDDの容量上限があるような気がする。
具体的な容量は分からないが、64Gの壁が過去にあったのでこの辺りなのかもしれない。
処分してしまったのではっきりと覚えていないが、持っていた東芝とかパナのノートは120Gとか250GくらいのHDDを積んでいた。
どうしてもHDDで運用するのであれば、数G程度でHDDにパーテーションを切って、そこにFCSSをインストールすれば良さそう。
ただしFCSSのインストーラーを動かしてインストールすと、ショートカットの作成に失敗しましたとエラーが出てしまうが、指定のフォルダー内にはきちんとファイルはインストールされているので、手作業でショートカットを作ってデスクトップなどに置いておけば問題なし。
余談だが、お世話になっているレース屋さんにはWindows98で動く古いIBM ThinkPad(もちろんRS232C端子付き)が現役。
OSとFCSSしか入っていないので、起動はものすごく速い。
何度かBIOSの電池が空になり定期的に起動時にエラーが出るが、どこでも買えるCR2032を使えるように配線を加工して仕込んでいる。
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