地元の電子部品屋のジャンク市があり、別件で部品購入の予定があったついでにジャンクを漁ってみたら、IC-23を発見したので保護した。(税別2200円)
どこかの閉局された方の持ち物だろうか、他にもトリオTR7200の箱付きとかマランツC7800、八重洲FT720Uなどが出ていたが、その横に小さな段ボール箱があり、その中に特定小電力と一緒に置いてあった。
付属品は、自作のラジアル付きロッドアンテナと乾電池パック。
持ち帰り、動けばラッキーかなと思いながら、電池パックに電池を詰め始めると、1ヵ所端子が折れと液漏れでの腐食多数。
手持ちの電池パックに変えて電池を詰めて電源ONすると動いた。
やたらパワーが出るのと、TXランプとバックライトが点灯しない以外はOK。
ネットで検索してIC-32のサービスマニュアルを拾い、回路図を見てふたを開けてランプ類の不動原因を調べるうちに動かなくなった。
原因はこれ
パターン切れ。
少しいたずらしてみたがダメ。
諦めてポリウレタンで繋いでみる。
ふたを開けているうちは動いたが、ふたを閉めたら表示が出なくなった。
回路図見ながら電圧を追うと、5V系が止まった為と分り、トランジスタを手配したが、このコロナ騒ぎのタイミングで発熱・・・。
2日ほどで熱は下がり、念のため職場も2日休んだ。
壊れたトランジスタを交換。
フレキの修正は無理だし、フレキ単体は手に入りそうになく、意を決して(?)全ピンを手配線することに(28本)。
フラットケーブルでやろうとしたら、少し厚みがあり曲げも硬くてふたが閉まらないのでSHW(より線) AWG32相当2m X 10本入りを買い配線した。
基板側のコネクターは、ジャンク機が手に入った時の為に残した。
VHFのHiパワーのAPCが効かないのが気になるけど、VHF国際マリンも聞こえて、実用になっている。(本音はもう開けたり閉めたりしたくない)
液晶の偏光シートの劣化が始まりつつあるようで、真ん中あたりの表示が少し見えにくいことがあるけど、良しとした。