昔、28MHz AM改造の記事を検索して色々見ていた頃、7MHz AM機として改造した記事があり、その時に使われたものと同じCB機が安かったので落札してみた。
情報が少なくPLL ICも東芝のTI307というものを使っているが、検索してもヒットしない模様。
大昔、秋月電子で売られていたPLLユニットみたいな形状だが中身は全く違うもので、PLL基準の10.24MHzとか送信用の10.695MHzは無線機のメイン基板側に実装されている。
PLLはんだ面写真の基板右側コネクターからChセレクターへ行く。
23ch機なので5ビット(0~31)あれば足りるので、1本は5V(?)と予想。
基準用10.24MHz入力と、送信用27MHz出力、受信用の16MHz台出力(?)、赤色は電源かな?。(オシロなどで波形はまだ見てないので予想)
Chセレクターツマミの中にCh表示があるので、どんな形状なのか開けてみた。
Chセレクターツマミが外れないので分解はここまで。
16MHz台のPLL出力に10.695MHzを足して27MHz、16MHz台の出力は受信用の1st Mix段へ供給してそうで、PLL02Aみたいに10.24MHzを1/2して、それを3逓倍して15.36MHzにしてPLL ループ水晶がわりにしていそうな気がしているけど、基板から回路図を起こさないとそのあたりははっきりしない。
TI307が3個(IC304~IC306)あり、1個当たり4Bit分しか処理していないと仮定すると、下位ビットを受け持ってそうなIC304/305の分周設定を1024(10進数で)変えられたら28.215MHzから23ch分使えるのだが、そう簡単に行くかどうかw。
WB(ウエザーバンド)受信機能もあるけど、SQLが効かずうるさい。
トリマーコンデンサとコイルが外から見えているが、どういう回路になってるかは見ていない。
FM復調回路はメイン基板に居るようだ。
TONE調整のツマミとRit機能が同じツマミで、ツマミを押した状態で回すと受信周波数が動くような仕組みっぽいけど、周波数が動いているかよく分からない。
(この手のCB機でデルタチューン使っても、IFフィルターが甘いので)
RX用(10.24MHz)とTX用(10.695MHz)の水晶がメイン基板に搭載されているので、マイコンとSi5351Aで38MHz台を出力させて28MHz改造もやり易いかも。