ma2.electronのブログ

電子回路とかアマチュア無線機の修理とか

IC-R2 受信感度悪い

何年か前に無線関係でお世話になっている大先輩な方からジャンク機を貰った中にIC-R2があり、しばらくは動いていたが突然感度がすこぶる悪くなってしまい、チップ部品のサイズが小さすぎてお手上げになっていた。

ネットで電池液漏れで壊れたIC-R2を分解したジャンクが出品されていたので落札して組み合わせた。

RF基板のトラブルっぽいので、ジャンク機のRF基板を手持ちの不具合機へ組み込む。

 

受信は問題なさそうだが、よくつかうFUNCスイッチが動かない。

IC-R2ファンクションスイッチ SQLスイッチも同じもの

押しボタン部分が引っ込んだままで出てこない状態。

SQLスイッチはあまり使わないので入れ替えようかとも思ったが、まずはICOMへ問い合わせ。

過去に問い合わせてこのスイッチは廃盤で在庫なしだったような気がしてたが、ダメ元で問い合わせメールを送ってみた。

 

入手したジャンク機も、SQLもFUNCも同じように押しボタン部分が引っ込んだまま・・・。

 

ネットを検索していると、同じケースを使ったIC-Q7の修理例が海外にあった。

chrizbloggen.blogspot.com

 

 

スイッチの金具を外すと簡単に分解できるようだ。

修理機のスイッチを取り外して同じように分解して、組み直してみたが引っ掛かりが解消しないので、100均で買ってたシリコンオイルをスイッチ内部に小量吹き付けて組み立てしたら直った。

液漏れした電池の水分や汚れを洗い流すのに、パーツクリーナーをぶっかけたときにスイッチ内部にしみ込んで、スイッチ内のグリスも流してしまったようだった。

 

ICOMへの問い合わせ分どうしようかと思いながら、過去に修理して使っているIC-R2の予備にもなるしで、数個ICOMへ代替品での発注を済ませた。

 

電池金具と基板の接触部分が液漏れで腐食しているので、基板の方に銅箔テープを張り付けてはんだ付け。

過去のIC-R2修理と同じ手法だが、今回のIC-R2は腐食が激しかった。

 

SGを引っ張り出して再調整。

Fズレしてそうだが、ある程度は追い込めた。

 

一緒に付属品のアンテナも貰ってたはずだが紛失。