ma2.electronのブログ

電子回路とかアマチュア無線機の修理とか

IC-3J 再び受信しない

ハンディー機を入れている棚を整理したついでに、久々に電源を入れてみたら受信しなくなってた。

回路図見てIF~検波だろうなと予想はしてたが、自分のブログも様子を見に来てIC-3Jの記事を見たら、同じことが再発してたんだなと納得(笑)。

休みの日に2ns IF局発の水晶の辺りをいじるか。

 

ma2electron.hatenadiary.jp

IC-R5 充電ケーブル

手持ちの100均ニッケル水素電池で動かしていて、充電はSANYO時代のエネループ充電器を使っているが、R5本体でも充電できるのでケーブルを作った。

 

USBケーブルは昔使ってたUSB-Bコネクタ付きのデータ通信・充電ケーブル(100均)で、加水分解でケーブル表面のウレタンが剝がれ始めたカールコードタイプ。

ウレタンを剥がしてデータ線をカット、収縮チューブに通してEIAJ-2のDCプラグをはんだ付け。

電池を抜いてこのケーブルだけでR5が動くことは確認できた。

 

手に入れたR5のメモリーchはほぼ埋められていて、JR・盗聴波・警備・警察・VHF国際マリンなどの周波数が入っていたが、個人で入れたのかどこかの販売店が入れて売ったのかは不明。

大半がデジタル並行して聞けなくなってるけど。

IC-R5 メモリー管理

CS-R5が手に入ると苦労しないのですが・・・。

フリーのTK5をダウンロード。

 

 

TK5を動かすにはActivTCLが必要で、無料でアカウントを作ってサインイン。

ユーザー名か何かでProjectを作ると下記の画面が出る。

青いInstallボタンを押すと画面が変わる。

 

 

OSはWindows10(Windows8以降対応みたいです)、ダウンロードファイルには32Bitも対応してそうな感じもするけど、手持ちがないので未検証、

Downloadボタンを押してインストーラーをPCへ保存してインストール。

 

 

TK5はここから、説明文のところにZipファイルのリンクがあるのでダウンロード

Zipを展開してtk5フォルダーごとC:ドライブのルートディレクトリーへコピー。

フォルダーの中にあるtk5.batの中身を書き換え。

"C:\activetcl\bin\wish.exe"  "C:\tk5\tk5.tcl"

これは、activtclのフォルダー名がtk5がリリースされた時代から時間が経ち、フォルダー名が変えられている為。

 

このバッチファイルのショートカットを作ってデスクトップにでも置いておけば便利。

 

最初の起動の時だけCOMポート(OPC-478などクローニングケーブルをつなぐポート)番号を指定する。

クローニングケーブルをIC-R5とPCに接続し、メニューバーのRadio→Read from Radioと進めば読み込みが始まる。

保存はメニューバーのFileを開くと、tk5用の形式かExport memory channels to CSV fileで可能。

モリーの編集はCSVファイルをエクセルで開いてCSV保存でOK。

 

ここが参考になるかも。

enomo87.seesaa.net

FCSSWIN

久しぶりに燃調マップをいじり始めて、データーファイルを整理して、FCSSを起動したらエラーでこける(ECUへ接続せず、PC単体でファイルモード)。

 

環境設定をやり直したりしたり、別のPC から設定ファイルを持ってきてもダメ。

 

 

あ・・・・

 

データフォルダーにANK文字以外があるとダメなのを思い出した。

 

ファイル名変えて解決。

 

排気温度センサーがダメになったか、750度以上の温度が出ない。

中華製の工業用流用なので寿命かな、3年弱持ったからいい方かも。

予備は持ってる。

 

 

IC-821 Busy LED点滅

過去に何度も起きている現象が再発。

・電源ONで音が出ない

・送信してもパワーは出てない

・MAIN/SUBのBUSY LEDが両方あるいは片方だけ点滅

・SUB側の音量が小さい、出てない

アンロックしてる状態になると周波数表示が「--------」になるはずなのでアンロックではない。

振動を与えて電源を入れ直すと解消するが、SUB側の音が小さいのは直らない。

 

とりあえずフタを開ける。

 

 

メインとフロントパネルを接続するフレキの接触不良が原因みたいだが、今回はメインとフロントパネルをつなぐフレキを外して、先端をパーツクリーナーを染みこませたウエスキムワイプの類似品)で拭き取りして接続。

 

SUB側の音が小さいのは、SUBボリューム基板のフレキの接触不良だったようで、フレキを揺すると解消したので、ここも挿し直しした。

 

SOUND AIR SS-8450

ジャンク機を入手。

修理中

一緒にユニデンのペガサス3も付いてきた。

ペガサス3は動いていたが、このSound Air SS-8540は送信してもパワーが出なかった。

 

過去に持ってたので様子はだいたい分かるので開けてみたら、送信出力切替系の配線が外されていた。

パワー切り替え部分のパターン

配線を戻して電源を入れると、3Aくらい電流が流れ始めた。

あ~、ファイナル飛ばしてますね。

元々は2SC1307が取り付けられているが、手持ちが無いし通販で買っても1個2000円近くするのでパス(10年近く前にサトー電気から1個買って値段にびっくりしたが、今はそれ以上の価格)。

手持ちに2SC1969が何個かあるので置き換えてみたら10W出るようになった。

 

でも、パワー切り替えがうまく動いてないのであれこれ調べるが、どうも、パワー切り替え用のトランジスタも怪しい。

元々2SC1096が取り付けてあるが、手持ちの2SD20121に置き換えてパワー切り替えも動作。

交換したトランジスタ

一通り動き出したので、28MHz化。

ちょっと雑だけど、水晶交換とF調整でセラミックコンデンサ追加。

 

スペアナで送信系を調整し、スプリアスは-60dB~-55dBくらいまで落とせた。

 

少し受信してみたりしてみたが、送信時の変調がすごく浅いし、受信音が小さいような気がして、オーディオアンプであるTA7205AP付近の電解コンを交換してみたが変化なし。

ヤフオクでアンプICを見つけたので取り寄せ中。

エコーとスタンバイピー付きで面白い無線機だが、回り込みに弱くて、スタンバイピーが誤動作しやすい。

それ以外は、典型的なサイバネットのPLL 40ch機。

この手のサイバネット機は、同じ場所がパワー切り替え改造ポイントになる。

この辺をいじると、フローティング変調も可能。

写真はTHUNDERBIRD 40(FORMAC 40)等の改造ポイント。

 

MKY-440B 修理と28MHz 化

オークションでジャンク扱い、リサイクルショップからの出品で、入札も少なめで落札。

 

届いてチェックすると、

 Sメーターが壊れて振れない

 パワー出ない

 

開けてみたらなんか見覚えのある基板(Uniden PC-959AB)。

なんかMC-3000の120ch機に似てる(実際そうでした)。

バンド水晶が2個取り付けてあって、1ヵ所水晶の未実装があり120ch化も可能なんだろう。

 

写真は改造中。空きに水晶を追加し、配線を変更。真ん中の水晶は未接続。

※改造中。 手前がサトー電気の16.61MHz、奥にFCC-2階、その奥にFCC-1階

 

IC-R1でモニターしてみるとちゃんと電波は出ていて、ドライバー段辺りを触るとIC-R1のSメーターが振れるので、ドライバー段に何かありそうといじってるうちにパワーが出でてきた。

パターンを見るとはんだが外れているので再はんだ。

他の所も気になるので、基板全体のはんだをやり直してみたら動き始めたので、定番の16.61MHz水晶を突っ込んで28MHzへ。

 

PLLを調整して、ドライバー段のフィルターをいじって、10W近く出てきたので仕上げと思った頃、またパワーが出なくなった。

PLLのアンロックかなと真面目にロック電圧みたりしたが異常なし。

オシロで信号の流れを調べるとまたドライバー段で止まってる。

しばらくするとパワーが出たりするので、Trを疑いトランジスタチェッカーに乗せるとhfeは37のトランジスタ(2sc1973)。

取り付けるとパワーが出るが今度は一瞬だけ。

電源を入れているだけでしばらくすると触れないくらい熱くなってる。

これが壊れかけてた

このトランジスタは持って無いので、なんか代わりがないかと部品を探すと2sc2086が出てきた。

特性は似てるけど足の生え方と流せる電流がやや少ない。

付け替えるとちゃんとパワーが出た。

これで終わりと思っていたが、嫌な予感がしてトランジスタを触るとかなりの発熱。

これも電源入れてるだけで発熱している。

 

そのまま置き換えはダメだろうとは思ってたけど。

 

手持ちの回路図がこんな状態で定数がはっきり見えないけど、エミッタとGND間の抵抗は12Ωが実装されていた。

(あとでMC-3000と比較したら、2sc1973が2sc496-Y、エミッタとGND間抵抗が15Ω。)

12Ωの抵抗の所の電圧を見ると、発熱とともに電圧が上がっていき、さらに発熱がすすむという悪循環中で2V近くまで上がってた。

放熱板をつけようかと思ったが、回路側のトラブルがないか調べて判断することにして、抵抗値などを確認するが問題なさそう。

ベースとGND間の抵抗が10kΩ実装で、ここを1kΩにしてみたが発熱は変わらず。

エミッタとGND間の抵抗値を変えて対応するが、何度か抵抗値を変えていくうちに20Ω付近が良さそうだったので、47Ωをパラ付けして様子を見ると、少し送信出力が落ちたが、発熱も無く送信時だけ電流が流れるようになった。

 

 

水晶を変えたがFずれしているので、パターンカットしてサトー電気の40pFトリマーを取り付けて調整。

 

Sメーターは手持ちの別機種未使用品を加工流用して交換。

スピーカーも壊れたので交換、直径77mmの標準的なスピーカーを留め具で固定。

 

パラフィンがケースに付着してるが???。

どうやら熱でパラフィンが溶けて、ケースへ滴り落ちたようだった。

パラフィンが原因でPLLが止まることが多いユニデン機なので、除去の手間は省けたけど相当ひどい環境に置いてあったんだろう。

 

 

パラフィンが溶け落ちて基板からケースへ落ちた形跡

 

 

 

受信はノイズを聴きながらRF初段とMix段を調整。

スプリアスとかS振れなんかは測定器を出して再調整だな。

 

MC-3000と比較すると、コイルが1個減らされてたり、今回のドライバー段トランジスタ変更で放熱板は無かったりと、細かなところでコストダウンが図られているようだった。

ダミーロードで送信してモニターすると、結構深めな変調がかかってた。

MC-3000/5000より安く出品されていることが多いので、改造の入門にはいい無線機です。