ma2.electronのブログ

電子回路とかアマチュア無線機の修理とか

IC-R1 続き バッテリーロックばね

先日のIC-R1で紛失したバッテリーパックのロックつまみのバネをヨドバシから購入。

直径以外は長さなど考えずに買ってしまったので、使えるかどうか不安だったが、加工して取り付けができた。

 

買ったのはこれ。

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購入したバネ。直径と長さなど。

上がカットしたバネ、したがオリジナルの長さ。

カットしたものは短すぎた、半分の長さでちょうどいい感じ。

バネのカットした方をつまみの中に入れたほうが、あとの作業が楽になるかも。

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これは少し短かったけど、長さの参考に。

↑はバネが2mmほど短かった。

 

 

ロックつまみにバネを仕込んで、本体ケースへ組み込み。

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組み込み直後。

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紙テープや養生テープで固定

こうしないと、ケースとリアパネルを合体させる時につまみが外れてバネが行方不明になるのを防止できない。

 

 

IC-R1 受信感度悪い

手持ちに一部動作しないジャンク機のIC-R1、内蔵電池液漏れでサビサビになりバラバラにしている部品取り機のIC-R1、ちゃんと動くIC-R1があり、ジャンク機のIC-R1を修理しようと動作未チェックのIC-R1にバッテリー端子カバーとV/UHF用のホイップアンテナ(たぶんIC-24のアンテナ)付きを手に入れてみた。

 

DCプラグから電源を供給し電源スイッチを入れても表示も音も出ない。

IC-R1(IC-2S/3S系、IC-24)あるあるで、リセットすると表示も音もでた。

受信もするが何となく感度が悪い上に、アンテナ端子のナットが緩んでグラグラしてる。

開けてみたら、BNCと基板をつなぐジャンパー抵抗が切れていた。

アンテナ端子の修正をしてみたが感度が悪いまま。

基板を外してみたら、アンテナ入力からのカップリング用のチップコンデンサが潰れていた。

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受信感度はこれでOK、SGをつないで簡単に感度のチェックとピーク出し。

 

内蔵バッテリーが奇跡的に液漏れしていなかったので、動くかどうか調べてみたらバッテリーは生きていそう。

でも、バッテリーで動かず、バッテリーパックをつないでも動かない。

バッテリーパック接続検出用の金属バネ兼スイッチが変形していたが、元の形状がよく分からず、ジャンク機をバラして形状を確認してある程度元の形に戻す。

それでもバッテリーパックからの電源供給では動かない。

DCプラグを差し込んで少しこじってみたら、バッテリーパックと内蔵バッテリーで動くようになり、どうやらDCジャック内部のGNDが接触不良だったようだ。

 

とにかくタバコのヤニで茶色いので、マジックリンで掃除するが黄ばみが取れなかったり、テンキーやファンクションキーが茶色に変色してしまっていたので、バラバラになっていたIC-R1のキーと交換。

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バッテリーパック固定用ロックツマミの中に仕込んであるバネを紛失してしまった。

 

これが近そうな感じなのでとりあえず手配してみた。

https://www.yodobashi.com/product/100000001002768508/

 

IC-02N IC-BP8 MH-12

年明けにIC-02Nのジャンクが到着。

出品時の写真には気づけなかったが、液晶は液漏れで真っ黒。

電源が入らないのかVR破損なのか分からないが、音は出ないし送信もしてなさそう。

付属品はIC-BP8と八重洲のマイクHM-12

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昔から八重洲のハンディー機用スピーカーマイクの一部が、ICOMのハンディー機に使え、八重洲のスピーカーマイクはイヤホン端子がプラグの所にあり使い勝手がいい。

 

IC-BP8は分解すると配線切れしていたのではんだ付けしてみたが、充電しても中の電池がダメになっているようで、充電される様子が無い。

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地元の電子部品屋にジャンクの6セルか7セルのニッカド電池がまだ残ってたら詰め替えてみようと思う。

 

スピーカーマイクは、使い込んでいたようで変色が激しく、PTTスイッチの接触が悪くて送信時に変調がかからない上に、スピーカーの音がすこぶる小さい。

変調がかからないのは何度かPTTを押しているうちに解消、スピーカーの音が小さいのは解決しそうにないので分解。

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38mmのスピーカーなんて持ってないよ・・・。

元通りに組んで、スピーカーマイクのイヤホン端子にイヤホンのプラグを突っ込んでグリグリしてみると音が出た。

 

IC-2310 修理。 UHF側、時間経過でアンロック

明けましておめでとうございます。

 

年末に手に入れていたIC-2310、出品情報ではUHF側が送受信不可。

手元に届いて電源を入れてチェックしたら、UHF側は送受信している。

過去にもIC-2310は持っていたが、時間経過でUHF側が送信できなくなる症状があったが修理できずに壊してしまった。

その時は、PLLアンロックの症状に似ていたがアンロック信号はでておらず、微弱な電波も送信できない状態で、VCOを疑って何度も分解したが分からずじまいで基板のパターンが剥がれてしまった。

 

今回はVCOではなく、その他の回路で不具合があるのではと仮説を立てみた。

ロックがかかれば普通に送受信するし、一度ロックが外れたような振る舞いをしても、電源を一度切って再度電源を入れたら、再び送受信が可能になっていて、前回壊したIC-2310と同じ症状。

 

 

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IC2310 Main 回路図抜粋

RX,TX:26V、C87の+端子、L9辺りの電圧を当たってみるが、アンロック時も電圧に異常はない。

 

UHF側でのTX/RX切り替わり直後の「キーン」とVCO用のチャージポンプ(DC-DCコンバーター)出力の発振音が気になり、C87/C90のタンタルコンデンサ電解コンデンサへ置き換え、いくつかの電解コンデンサを交換してみたところ、今の所は、アンロックになる症状は出ていない。

 

海外サイトの検索もしてみたが、IC-3210 UHF UNLOCKでの情報は1件のみ。

ここもタンタルコンデンサを疑っているような内容やパワーモジュールのクラックでパワーが出てないんじゃないか?等と、予測の域を出ない内容だった(ように感じた)。

 

www.reddit.com

送信パワーもタンタルコンデンサを替える前は15W位出ていたが、交換後8Wほどに下がってた。

おそらくスプリアスをバラ撒いていたんじゃないかと予想。

スペアナやSGは作業をしている机がある所とは別の部屋の押し入れに保管してあり、持ち出すのが大変だったので今回は使用してない(^^;)。

 

CONVOY80

ヤフオクで安かったので、ジャンクのCB機「CONVOY80」を入手。

送受信しないという内容で、取説のコピーに回路図はあるとのことだったので落札。

 

CONVOY80ってブランド名のようで、過去にCONVOY80って名前のCB機でSILK-JAPANを作っていたメーカーのモノもあるようです。

こちらは、CONBAT80DXって名前で出てたりしてた。(以前、持ってて28MHz化してヤフオクへ出した)

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ヤフオクから写真を借りてます。

 

私が買ったのはこれじゃなくて、こっちのCONVOY80

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これもヤフオクから写真を借りました

 

取説によると、Loの1~40chはFCC準拠、Hiの方は27.665~28.105MHzという不思議な組み合わせ。

 

回路図を見ると、PLLユニット内部の回路は記載されていない。

基板を見ると、36.190MHzと10.24MHz、表記が無い水晶の3つ。

3クリスタル式かなと思ったが、Hi-Bandの水晶が見当たらないので、たぶん表記が無いものがHi-Band用っぽい。

となるとPLL ICは??、M58473Pが乗ってる。

あまり資料が無く、過去に修理改造したCONBAT80DXは、同じPLL ICでも3クリスタル式で、送信用と受信用のループOSC水晶があったのだが、この機械はあきらかに違う。(この時はHi-BandでNを64足して28MHzの下の方で使える仕様になった)

 

↓ここのサイトにICのピン配置が書かれていたが、現物には未使用とされているピンへ配線がされていたし、誤記もあるし・・・。

www.radiomods.co.nz

 

この機械、LOVELY MATE40とかCONBAT80DXとはメーカーは完全に違うようで、作りも割と新しい感じで、たぶん日本製ではなく韓国製じゃないかなと勝手に予想。

 

で、手元に届いて開けてみたら、スピーカーが断線、マイクピン配線が不明で動作してるかもよく分からない。

あれこれ調べて、マイクのピン配置をNASAに変えて手持ちのマイクをつなぐと、ピーピーうるさい。

イクラインをカットしてもハム音が出たりとなんかメンドクサイ。

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受信系はCCI2001というAM専用(?)の受信IC1個。(”CBなう” さんのコメント欄にはPLL ICって書かれてるけど、違うのかな?)

AFアンプはM51513LBというこれまたあまり見たことが無いICで、入力レベルをVRで減衰させてではなく、VRでアンプゲインを調整しているような動き(?)。

 

PLLは完全に止まっているみたいで、10.24MHzのリファレンスは出力されて受信ICへは送られている。

リファレンス用の発振回路は動いてるってことだ。

 

あれこれ触っているうちに、VCOのダイオード(型番不明)を割ってしまいPLLは復活できそうにないので、Si5351AでPLLの代わりをする方向で進めようと思う。

実験で27.005MHzを出力させて、CONVOYのTX側PLL出力端子へ突っ込み送信すると、5Wほどで送信し変調もかかった。

37.705MHzを出力させてRX側PLL出力端子へ信号を入れて、SGで27.005MHzを入れてみたら受信ができた。

 

PLLユニットを外して置き換えるので、

27MHz台と37.7MHz台、10.24MHzの3波を出力できるようにして、TX/RXに合わせて切り替えができれば大丈夫そう。

周波数はM58473Pに繋がっていたCHエンコーダからのバイナリーデータを拾えばOK、と思っている。

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追記

PLL ICへのNは、FCC 1Chで0、4Chで4、12chで14、となってるので、nを10倍してkHzに換算し26965kHZを足す計算にすれば、FCCの周波数にはすぐに対応できそう。

受信用の局発は送信周波数に10.695MHz足せばいいと思う。

 

FCSS その3

皆さん悩んでいらっしゃったようで、先にググって検索しておけばよかった・・・と後悔。

 

こことか

minkara.carview.co.jp

 

ここ

massgtzlazybones.hatenablog.com

 

massgtzlazybones.hatenablog.com

休日に試してみます。

 

 

アクションバンド

家に居る時や車にVHF機を積んだ時には、国際VHFマリン、私鉄の指令無線、市営の高速道路管理、145MHz帯のいくつかの周波数をメモリーしてスキャンして聞いている。

 

10月くらいから、ぱったりと道路管理の電波が聞こえなくなった。

 

東海地区でも9月くらいから聞こえなくなったという情報もあるので、地方都市の高速道路管理の電波はデジタルに移行したのかもしれない。

 

聴き始めた頃から、移動している車両がいつも同じ管理番号で2台しかいないのが気になっていたが、他の車両はすでに移行して古い車両のみがアナログ波だったのだろうか?。