ma2.electronのブログ

電子回路とかアマチュア無線機の修理とか

C-520 3台目

液晶欠けや液漏れがあるC-520をリフレッシュしたいので、不動機を探していたらヤフオクで発見。

バッテリーケースも無く不動とのことで格安で入手。

届いて電源をつなぐと表示が出ないので、リセットスイッチを押したら動き始めた。

送信も受信もちゃんと動作しているが、受信音が小さい。

外装も手持ちのC-520より綺麗。

部品取りするのも勿体ないので修理することに。

電解コン交換セットをヤフオクで落札して到着を待っていたが、机の上のごみを整理したら前回C-520修理の時に、2セット分の電解コンを買っていたようで残りが出てきた。

C-520でよくある漏れた電解液のガスでPTTスイッチなどがダメになるが、この個体はそれが無く、液漏れ痕もパッと見には範囲が狭く正常に見えたが、触っただけで電解コンが2個取れた。

 

 

ポロリ

今回はニッパーで電解コンの本体を切って、残りをむしり取って、はんだ面はプラ部品共々溶かして外す作戦。

 

 

 

 

この状態で残った足に溶けたはんだを乗せて、さらに過熱して溶かしながら足を除去する。

今回は基板に残ってるはんだも変質してしまったのか、パターンにはんだが乗らず、何度もこてを当てて追いはんだと除去を繰り返し、レジストとパターンの間に染込んだ電解液をこての熱で蒸発させ、パーツクリーナーで拭き取って、やっとパターンにはんだが乗るようになった。

 

 

バックアップ電池も1Vくらいしか残っていなかったので、リード線付きのリチウム電池へ交換。

再調整したが、VHF側で少し感度が改善したくらいで、ほぼ無調整でOKだった。