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電子回路とかアマチュア無線機の修理とか

IC-2400D UHF 時々パワーが出ない その1

通勤中にローカル局QSOしていたら、突然430側でパワーが出なくなった。

帰宅してパワー計を繋いで様子を見ていたが、30W弱のパワーが出ていたが数分で0W。

 

日を改めて修理に取り掛かるが、結果として復旧できてない。

 

やったこと。

パターンの焦げ修正痕を見つけたので、この部分をやり直し。

タンタルコンが焦げていたので電解コンに交換。

他のタンタルコンデンサも電解コンへ交換。

基板を押すとガサガサいうので、怪しげなところを追いハンダ。

パワーモジュール殻割してはんだ修正。

チップコン割れ(今回の作業中に割った?)で、ジャンク機からセラミックコンデンサを外して取り付け。

パワー出ずの状態でも、送信時に電流は5A程度流れているし、真横に置いた受信機(IC-W2で代用)では電波が出ている確認もできる。

しばらく放置すると30W程度の出力と10A程度の消費電流。

 

 

怪しい焦げた痕

 

潰れたネジの頭が嫌な予感。

ネジ潰れてる。 なんか嫌な予感。

ほら・・・。

シャーシに焦げた痕

基板修正の痕

 

 

途中で気づいた・・・。 シャーシに別の煤けた痕。

 

タンタル焦げてます

 

元から黒いタンタルかと思うほど、いい焼けっぷり。

 

今回のパワー出ずとは関係ないけど

見えにくいけど、リチウム電池が2個並列にはんだ付け。

アホか・・(なんでこんなことするんかなー?)。

 

VCO+PLL基板のシールドケース内ではんだ不良か何かありそうで、叩くとガサガサと送信音にノイズが出て、一瞬パワーが下がる。

アンテナ端子ケーブル根本の断線がありそう。

パワーが出なくなるまでの時間は長くなったように感じるが、じわじわと30W弱から20W程度に時間とともに下がる出力。

 

今日はここまで。