送信のSSBが飽和したような変調ということで、知人からお預かり。
マイクをつないで手元のラジオの音を拾わせて、手持ちの無線機で受信してみる。
歪んでる感じはするけど、そんなにひどい状態ではなさそう。
コンプON/OFFでの音色変化はあるので、この辺の回路は動いていそう。
定番のコンプ回路付近の電解コン交換で様子を見ることに。
フロントパネルのサブシャーシをメインシャーシから外し、フラットケーブルを何本か外して電解コンを取り外し。
電解コンは同容量/同耐圧はもちろん、できれば直径を小さくしたほうが取り付けが楽。
手はんだ処理するので取り付けランドの余白が広いほうが、はんだこてで加熱しやすいので。
上の写真を見ると理解しやすいと思うが、元々取り付けてあった220μ/10Vは右側の100μ/16Vと同じ大きさで、取り付けた電解コンは一回り小さなものを選んで買った。
その代わり部品の高さが増えるので、シールドケースをかぶせるとかクリアランスが確保できない場合は同サイズを使う。
ついでにメイン基板のマイナス電源用電解コンも交換。
組み上げて動作チェック。
はっきりと変化が分かるほどではないが音域が広がった。
この個体、バックライトがLED化されており、ちょっと気になってたのでLED取り付けをみてみた。
チップ抵抗を空中配線!。
手先が器用な人がやったみたい。
IC821はこの辺のスペースがあるので、1/8Wくらいの大きさのリード付き抵抗と収縮チューブ処理でも大丈夫。
拡散キャップを使っているかどうかは見えなかった。
受信拡張のダイオードもチップ品を使わずに、1SS133の足を曲げて取り付けてあった。
IC-02Nとかの受信拡張でよくやったけど、今はチップダイオードが手に入りやすいので曲げ処理したりしなくていいし、はんだ付けランドが剥がれないようにしたいので極力使わないようにしている(実はリードを曲げて取り付けが苦手)。
白色LEDではなくオレンジ色LEDを使ったら、液晶の表示が今までどおりの色になるんじゃないかなぁ?と思ったりする。
時間ができたら自分のIC821で試してみたい。
受信感度の簡易チェックで、預かり機と手持ち機で比較中(笑)。
送信の音色確認してたら、DC電源が容量ギリギリで電源が落ちた。